仕事観。私が誰かに何かをする時に、大切にしたいこと。仕事の学校は、対話を通じて1人ひとりの仕事観を吟味していく時間と場です。

5日目

2008年8月8日(金)

プログラムが始まる前に、今日一日のことをこんなふうに説明しました。

今日は、自分に近づくために丸1日時間を使います。
参加者の皆さんはもちろん、スタッフの大人も自分に近づくための時間にします。
自分に近づくためには、「正直に話してみる」ということが大事だと思っています。
だから、今日は正直に話してみようと思う場をつくる努力をしました。
これから7、8人ずつ3つのグループに分かれ、別々の部屋で「自分に近づくために」一日過ごします。大人も別の部屋で同じように自分に近づくために一日時間を過ごします。

皆さんが、正直に話してみよう、と思える場をつくるために、
僕自身が正直に話ができる大人3人に来てもらいました。
西村さん、龍玄、福田さんです。

この人たちが1人ずつそれぞれの部屋に入ってもらいます。
西村さん、龍玄、福田さんと僕らは1つの約束をしています。
各部屋で話されたこと、起こったことは、僕らスタッフには一切報告しない。僕らも聞かない。
休憩時間やトイレで、会場内で顔を合わせることはあるかもしれませんが、今日は23時45分の点呼まで大人と接点を持たない日です。
それは、皆さんに自分に近づいてほしいし、僕らスタッフも自分に近づきたいからです。
この後、名前の五十音順で円をつくり順番に3つのグループになり、
9時30分~20時30分までそれぞれの部屋で
「自分に近づく。そのために正直に話してみる。」という場を持ちました。

そんなわけで、この日は写真がまったくありません。
それぞれの部屋で、参加者がどのような経験をしたのかもわかりません。

ただ、終了後、ホテルで会った参加者の表情は穏やかでいい表情をしていました。
夜に開放している皆で集まれる場所も、いつもよりも賑やかでした。

いい一日でした。

いよいよ明日は最終日。

(本城慎之介)

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